STORY Part.3
結婚〜スタッフとしてハンドボール日本代表に関わった半年間〜
結婚後すぐ、ご縁をいただきハンドボール女子日本代表の総務を経験しました。
慣れない作業の連続で周りの方にたくさん迷惑をかけていたかもしれませんが、当時のわたしにできる精一杯で取り組みました。
スタッフとして関わる代表という場所は、選手の時とはまた違った視点から、日本のハンドボールをみる、世界のハンドボールをみる、貴重な機会になりました。
特に海外遠征でデンマークに行った際に関わった、現地のスタッフ、選手、その家族のみなさんの生き方が印象的でした。
心のしくみを知ったいま、当時の様子を思い出し、彼らの生き方は、ラクに幸せに生きることそのものだったなと思っています。
選手のころから、どうしてヨーロッパはハンドボールが強いのだろう、どうして文化として根付き発展しているのだろうと考えてきました。その答えの1つが、ここにあるように感じています。(このことを自分自身の体感として確認するために、またいつか現地にいきたいです。)
半年間という短い間でしたが、わたしの人生にとって必要な時間でした。
妊娠・出産、そして子育て〜がんばってもがんばっても思い描いたようにならない、自分責めの日々〜
ハンドボールの現場から離れ、家事と育児を中心とした生活がはじまりました。
はじめは待望の子供の誕生、夫をサポートする日々にやりがいを感じていました。
それまで、「がんばって努力すれば必ずどうにかなる」人生を送ってきたわたしは、結婚生活も子育ても『がんばればどうにかなる』と思い込んでいました。
けれど、子育ては、頑張っても頑張っても思い描いたようにはいきませんでした。
思い描いたようにならないたびに、「まだまだ頑張りが足りないんだ」と自分を責め、さらに頑張る選択をしました。体を壊し、これ以上頑張れないところまでくると「頑張れないわたしはダメな奴、頑張れないわたしは価値がない」そう思い、また自分を責めました。
そうやって自分責めを繰り返している間に、だんだんと周りのことも責めるようになりました。わたしはこんなに頑張っているのに、こんなに大変なのに、それでもこんなに不幸なのは全部周りのせいだ、そうやって常に腹を立てていたのです。
思い通りにならない子ども、思い通りにならない夫を、いつも心の中で責め、言葉で責め、態度で責めていました。
けれど、そんな自分にもまた、嫌気がさしていました。本当は子どもと、夫と、ただ笑って、穏やかな毎日を過ごしたい。たったそれだけなのに、たったそれだけのことができない、、、。大切な家族に怒り狂っている自分のことを「最低だ」と思っていました。
まさに“負のループ”でした。
同時に「どうしてわたしはあそこでハンドボールをやめってしまったんだろう」とも考えていました。こんな状況になったのは”あの時の自分のせい”と、過去の自分、過去の自分の選択についても責めていました。
そんなふうに悩んでいたわたしの傍らで、当たり前のように大好きな競技に打ち込んでいる夫の姿が憎くてたまらなかったです。優しくて穏やかな素敵な奥さんになりたいのにそれも叶わない。そんな自分にもまた絶望しました。
もう本当にあれもこれも、、、たくさんの糸がからまってしまっていました。
ここから抜け出したいのに抜け出せない。どうしたらいいのかわからない。
「わたしはカゴの中の鳥になってしまったんだ」と思っていましあ。子どもたちが幼稚園に行っている時間、部屋で1人で大きな声をだして泣きました。
心のしくみとの出会い〜絡まっていた糸が少しずつほどけはじめた〜
そんなある日、子育てママ専門カウンセラーの福田花奈絵さんのことを知りました。直感的に「これだ!」と思い、藁にもすがるような思いで、半年間の学びの場である長期講座に飛び込みました。
その半年間、集中的に”心のしくみ”を知りながら自分自身の心と向き合う時間を過ごしました。教わったとこを実践していくうちに、わたしが苦しかったのは、環境や条件のせいではなく、わたし自身の生き方や在り方だったのだと気づいていきました。
その後も、普段の暮らしの中で、事あるごとに自分の心と向き合う作業をしてきました。わたしの生まれ持った性質や、育った環境・競技生活といった特殊な環境で構築されてきた思考の癖や思い込みを知っていきました。
時間をかけて、少しずつ、いろんなわたしを知りいろんなわたしを受け入れていきました。それは簡単なことではありませんでした。自分自身がこれまでずっとダメ認定していたことを、許し、受け入れていかなければならなかったからです。
けれど、受け入れていくたびに、心がほっとして軽くなっていく感覚がありました。あきらめることは悪いことだと思っていましたが、残念な自分をあきらめて、受け入れるたびに、わたしの心は空気を含んだようにやわらかく、ふかふかな状態になっていきました。
どうしたらいいのかわからなくて泣いていたわたしは、どうしたらいいのかわかるようになり、安心して生きることができるようになっていきました。
自然と、家族との心穏やかな時間も増えていきました。「あぁ、わたしが欲しかったのはこの時間、この感覚だったのだな。」と感じました。“たったそれだけ”と思っていたことがやっと感じられる、やっと味わえる“わたし”になったのです。
からまっていた糸が、ひとつひとつ解けていくようでした。
お読みいただきありがとうございます。
STORY Part.3では、結婚後のわたし、心のしくみとの出会いについて書きました。
STORYは、Part.4へと続きます。
Part.4では、スポーツカウンセリングをしようと思った経緯やこのおしごとに対する想いについてかいていきます。
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